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2010.09.11
『ご先祖さまとのつきあい方』一条真也著(双葉新書)を上梓いたしました。
好評をいただき版を重ねている拙著『葬式は必要!』の続篇です。サブタイトルは「お盆、お彼岸、墓参り、そして無縁社会を乗り越える生き方」です。
無縁社会を乗り越える生き方
本書は、「血縁」再生の書です。「無縁社会」が叫ばれ、血縁が崩壊しつつある今こそ、日本社会のモラルをつくってきたはずの「先祖を敬う」という意識を復権しなければなりません。
仏壇、お盆、墓参り、先祖供養…といった冠婚葬祭的ガイドから、家紋、苗字、系図等の知識、そして心穏やかになる家族の暮らし方まで、一貫して「先祖とともに日々を暮らす」ライフスタイルの哲学を記しています。
わたしたちは、先祖、そして子孫という連続性の中で生きている存在です。遠い過去の先祖、遠い未来の子孫、その大きな河の流れの「あいだ」に漂うもの、それが現在のわたしたちに他なりません。その流れを意識したとき、何かの行動に取り掛かる際、またその行動によって自分の良心がとがめるような場合、わたしたちは次のように考えるのです。
「こんなことをすれば、ご先祖様に対して恥ずかしい」
「これをやってしまったら、子孫が困るかもしれない」
こういった先祖や子孫に対する「恥」や「責任」の意識が日本人の心の中にずっと生き続けてきました。
いま、わたしたちに必要なのは先祖を意識し、先祖とくらす生活です。別に特別なことをすることではありません。日常生活の中で、先祖を意識してほしいということです。本書には、簡単に実行できる先祖を意識する方法がたくさん紹介されています。
わたしたちは、先祖とつながっています。 ぜひ、それをもう一度意識して生きてみませんか。そんなライフスタイルを提案する本が本書です。ぜひ、お読み下さいますよう、お願いいたします。