- 書庫A
- 書庫B
- 書庫C
- 書庫D
2013.10.30
新しい監修書である『即効!ビジネス心理法則』(実業之日本社)の見本が出ました。
造事務所と一緒に作った監修書本ですが、担当の中田浩平さんが非常に頑張って下さり、おかげで満足のいく内容になりました。
人が行うビジネスの現場では、確実に「心理法則」が使われています。
なぜ、あの上司に「部下」はついていくのか?
自他の「モチベーション」を挙げるにはどうするか?
人を動かし、組織をコントロールし、自分を変える・・・・・これら「心理法則」の三位一体で、ビジネスの世界はあなたの思いのままになります。
こんなところで使われているビジネスの「心理法則」
本書の目次構成は、以下のようになっています。
<はじめに>
他人や自身の「心理」をつかめば、ビジネスはうまくいく
こんなところで使われているビジネスの「心理法則」
【パート1】「組織」をコントロールするビジネス心理法則
1.バランス理論
2.同調現象
3.PM理論
4.ピグマリオン効果
5.社会的証明の原理
6.スティンザーの三原則
<すぐに試してみたくなる「心理法則」の話>
ホームグラウンド効果
【パート2】「人」を動かすビジネス心理法則
1.ハロー効果
2.ザイアンスの法則
3.認知的不協和
4.一貫性の原理
5.明示的説得と暗示的説得
6.連合の法則
7.選択肢削減の法則
8.ピークエンドの法則
<すぐに試してみたくなる「心理法則」の話>
二者択一話法
【パート3】「自分」を変えるビジネス心理法則
1.ワイズマンの4つの法則
2.メラビアンの法則
3.エメットの法則
4.ABC理論
5.フォールス・コンセンサス効果
6.ヤーキーズ・ドットソンの法則
7.宣言効果
<すぐに試してみたくなる「心理法則」の話>
スノッブ効果
わたしは、かつて『法則の法則~成功は引き寄せられるか』(三五館)という本を書きました。そこで、古今東西のありとあらゆる法則を集め、それらの法則を貫くメタ法則を求めました。この世には数多くの「法則」が存在するとされています。あるアイデアが、とりあえず「仮説」として立てられる。その「仮説」から具体的・個別的な「命題」を導き出す。そして、その「命題」を観察および実験で検証し、有効性が検証されれば、ようやく「法則」に格上げされる。そのようにしてできた複数の「法則」を体系化したものが「理論」と呼ばれるものなのです。
わたしは、企業の経営者としてビジネスの世界に身を置いています。また、「平成心学塾」という勉強会を主宰し、人間の「こころ」というものを総合的に研究しています。いくら最新の経営理論を持ち出そうが、ビジネスとは結局のところ非常に人間くさい営みです。企業も人間の集まりであり、顧客も人間だからです。そして、人間を動かすのは「こころ」です。
「こころ」の語源は「ころころ」であるという説があります。ころころ転がる不安定なものが人間心理なのです。しかし、そこには確実に一定の方向性があります。簡単に言うならば、人間は誰でも優しくされれば嬉しいし、冷たくされれば悲しいものです。わたしの経営する会社は冠婚葬祭業を営んでおり、わたしもよく結婚式や葬儀の現場に立ち会います。愛する人と結ばれる新郎新婦は希望でいっぱいですし、愛する人を亡くした遺族の方々が絶望の淵におられます。
2冊同時発売!
喜び、悲しみ、希望、絶望・・・・・人間の「こころ」の変化のバリエーションとそのエネルギーの大きさを毎日のように感じています。人間の「こころ」の働きを研究する学問が心理学ですが、本書にはビジネスの世界における「こころの法則」がたくさん紹介されています。
本書を読んで、上司や部下、取引先、そして消費者の心理を知っていただければ、あなたのビジネスはきっと進化を遂げるでしょう。