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No.0982 人間学・ホスピタリティ 『病気になりたくてもなれない話』 宇田成徳著(致知出版社)
2014.09.14
本日、同年代の経営者が病気で入院されていると聞きました。普段から親しくしている人なので、ちょっと心配です。
明日は「敬老の日」です。「自分は長生きできるだろうか?」などと考えながら、『病気になりたくてもなれない話』宇田成徳著(致知出版社)を再読しました。
人間は125歳まで生きられるといいます。ハンガリーに平均寿命が128歳の長寿村があり、ヨーロッパには、なんと200歳の長寿記録も存在しているといいます。日本では、121歳が公式記録として残っているそうです。
「病気になるのは疲れたとき!」と断言する著者は、疲れなければ病気にはならず、ゆえに疲れの元を断つことが大切だと述べます。そして、そのために気をつけることとして、「125歳まで生きるための10の条件」を次のように示します。
1. 水分をたっぷり摂る
2. 海のミネラルをたっぷり摂る
3. 冷たい食べ物を避ける
4. 便秘をしないように気をつける
5. 発酵食品を食べる
6. 食べすぎない
7. 風邪を引かないように
8. 喜んで生きる
9. 怒らないようにする
10. セックスはほどほどに
「この10項目を守って生きればきっと125歳まで生きられますよ」と著者は軽く言います。なるほど説得力のある項目ばかりですが、水やミネラルをたっぷり摂るという食品の話と、喜びや怒りといった心の話が混在しているところが、なんだか凄いですね。
最後の「セックスはほどほどに」というのは、かの貝原益軒の『養生訓』を思い出させます。そう、本書は工学博士にして発明家の著者による現代の『養生訓』なのです。
なお、本書は『面白いぞ人間学』(致知出版社)でも取り上げています。